いつからかはわかりませんが、越路のウェイトレスさんは緑の衣装を身に纏っていました。

黒と白の衣装が一般的だった時代、この緑のコスチュームも越路のオリジナルだったのでしょう。

記憶に残っている方、いらっしゃいますか?

緑のベルベットのワンピース。前面の四角いオレンジの帯がアクセントになっています。

フリルのついた半袖のワイシャツ。ボリュームのある袖は今も見かけますね。

その時代を経てオレンジの帯は胸元だけになったようです。イラストにするとこんなイメージです。最後の店主いわく、閉店時には女性も黒のエプロンをつけた普通のいでたちになったようです。

ヨーロッパ調とも思われるユニフォームと、店内の豪華な雰囲気。

非日常感を求める人たちが、お店にワイワイと集っていました。

活気ある時代の息づかいが聞こえてくるようです。