越路という過去の遺跡を発掘する作業をはじめて3年くらい経ちます。

ようやく当時のブレンドを復刻することができました。

その間、様々な人と会い、話を聞きました。

当時のお取引先様、お客様、元従業員や関係者、親族。

それぞれが良くも悪くも胸のうちに越路への思いを抱いていることがわかりました。

途中、パンドラの箱を開けてしまったのではないか、という怖さもありましたが、それ以上に「知りたい」という欲求に突き動かされ没頭しているうちに気づいたらここまで。

過去の発掘作業を通じて、新しい人との出会いもあり、越路を通じて私の世界はまたひとつ広がりを持ちはじめています。

コーヒーが、過去と現在を結びつけ、人と人を結びつけた。そんな気がします。

飽きっぽい私ですが、どうやらこれからもまだ没頭は続きそうです。