その昔、喫茶店にはオリジナルのマッチがあったものでした。

もちろんタバコの相棒として。当時は職場のデスクや電車の中にまで灰皿があった時代。

時代の流れとともにマッチの需要もなくなってきましたが、喫茶店好きの間では店のマッチを集めている方もいるようです。その小さいフォルムのかわいらしさに魅せられたり、訪れた店の証になったりするのでしょう。

手元にあるのは以下の5つ。ほかにも種類があるかもしれません。

 

店内に飾ってあった絵画をマッチに。Ferenc Bordas(フェレンク・ボルダス)というハンガリー人の作品。

 

店のトレードマークの「アリスティド・ブリュアン」と、同じくロートレックの「ディヴァン・ジャポネ」。

マッチが縦に2段入る大きなサイズでした。

 

同じくアリスティド・ブリュアン。彼の顔の再現性がイマイチ。右側の赤いチューリップも初期のトレードマークの一つでした。

 

番外編。おそらく最古のマッチ。「越路」を人形町で始める前に創業者が浜松町で営業していた「熊」という店のマッチ。